ホルモン 0227 キップレザー カーキ
微妙な色の移ろいを味わえる、むら感のあるカーキグリーン系の肉厚のキップレザーを使用し、革の切り口のグリーンと、ソールのレンガ色が映える、カジュアルでありながらドレッシーなレザースニーカー。ジャケットスタイルにもお薦めです。
見るからに伸びやかでスマートなこの靴の木型は、日本を代表する靴職人
小松義照 氏によるもので、革や配色は小松氏と相談しながら決めました。
小松氏は靴の世界ではかなり有名な方で、木型や靴、革の話になるともう止まりません^^;以前はパトリックの木型づくりにも関わられていたそうです。
今回、「スニーカーの履き心地で、出張や長時間歩いても疲れにくく、カチッとした仕事の服装にも似合い格好良い(ここ大事!)上質なシューズが作りたい。」という相談を小松氏に持ちかけ、製造してもらいました。
底はセメント製法で圧着されていますが、アッパーが裂けていない限り(よほど手荒に扱わない限りまず裂けることは無いと思います)、少なくとも1回はソール交換が可能です。(実費ご負担にて、期間は時期により異なります。)
サイドにカーブを描くステッチは、「アドラモカ」と呼ばれる、立体的に浮き上がらせた特殊なステッチワークでサイドラインのデザインを引き締めています。
踵のカーブにもご注目下さい。一般的なスニーカーと明らかに異なり、曲線の曲がりが大きいカーブを描いているのがおわかり頂けると思います。この木型の肝でもあります。
こうすることによって、人の足の形に添いやすく、ホールド性を高め、結果的に履きやすい靴となりますが、カーブの角度がきついほど(人の足形に沿うほど)、木型の脱着が大変になるため、製造時に手間が増します。
紐穴のには真鍮の鳩目をはめ、蝋引きの丸紐と組合せ、アンティークな雰囲気を醸し出すとともに、着脱を出来るだけ容易にしてあります。靴の保ちがまったく違いますので、脱ぎ履きの際は必ず紐を緩めてくださいね。
ソールは「アクティブウォーキングソール」と名付けられた、スタッドレスタイヤ等にも使用されている独立発泡ゴムのソールで、濡れた路面でも滑りにくいグリップ力を発揮し、路面の温度を靴内に伝えにくい断熱効果にも優れています。
また、柔らかすぎない適度なクッション性を持ち、横ブレしにくいソールパターンのため、結果的に長時間の歩行でも疲れにくいソールとなっています。
足を入れた瞬間、今まで履いていたスニーカーとは異次元のフィット感をお感じ頂けると思います。
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踵に開いた小さな穴は、製造時に木型に釘打ちをした際につくもので、決して値札付け用の穴では有りません。本格的なベンチメイド製法の証でもあります。
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お手入れ方法は、一般的な革靴と同じく、乳化性靴クリームのご利用をお薦め致します。
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サイズ感について
イギリスインチピッチとなります。
靴の履き心地の要でもある踵のホールド感を重視し、全体的に幅や高さを絞った細身の木型を使用しています。ウィズ換算は有りませんが、個人的な感覚では、1EかD程度の細さかもしれません。ただし、足入れ感は柔らかめで、足長は長めです。
センチ換算で、通常お使いの日本サイズ(スニーカーより革靴サイズの方が小さい方は革靴サイズ)をお勧めします。
ゆったりした足入れをお好みの方は、普段選ばれているセンチ換算サイズをお選び下さい。(ただし、履き込むうちに若干革の伸びが生じ、大きく感じる可能性があります)
ご参考までに:普段ビジネスシューズですと26.0cmの2E、スニーカーですと26.5cm、パトリックとイタリアのレザースニーカーでおおよそ42(26.6cm)を履く私は、HORMONEでは、8.0(26.5cm)で若干ゆったり、7.5(26.0cm)でジャスト(後に伸びるのでこちらを選びます)に感じました。
8.5(27.0cm)
在庫有。即納可
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底材が生産終了のため、在庫限りの販売となります。
アッパー:牛革(キップレザー) 裏革:ピッグレザー、底材:ゴム(アクティブウォーキング)
日本製
内側までオールレザーの贅沢なつくりです。
このページの商品は、革に特殊な加工を施すことにより、独特の雰囲気をかもし出しております。それゆえ色や柄に若干の個体差や色むら、シワ等が有る場合がございます。また、特殊なステッチワークを施してある為、ステッチ沿いにマーキングの為の付色が有る場合がございますが、ご利用や磨きを入れるうちに徐々に薄れて参ります。以上、この商品の特徴でございますので、ご理解のうえお求めくださいませ。
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